「いきなり」 の由来

何の前触れもなく突然に・・・「いきなり」

私は神経質なので、即興とか突然とか、いきなり何かをふられると緊張したり困ってしまいます。
何事も想定してシミュレーションして事前に何重にも対策を練り本番に挑むタイプ。
中学校のときに仲の良い友人が生まれてから一度も緊張したことがないというのを聞いて非常に驚いたものです。
なんて度量が大きいのだろう・・・というか何も考えなくて済むって羨ましいのほうが先行していたカナ。

■「いきなり」の由来

「いきなり」は「行き」と「成り」で成り立っているのだそう。
その漢字の示すとおり、「成り行き任せ」とか「事が進むに任せて」といった意味でしたがそれが転じて突然の意味を持つようになったのだと言います。

「成り」は動詞「成る」の連用形で「~するまま」といった意味。
「成り行き」が「突然」に変化したというのはどういう経緯なのかと思いますが・・・
それこそ「いきなり」ということはないでしょう。

さて「いきなり」といえば「いきなりだんご」ですよね。
これまたいきなりなお話。
もちろん皆さんごぞんじですよね? (私もはじめて知ったのですが・・・)
「いきなりだんご」はくまモンで今勢いに乗る熊本のお菓子。
その唐突な由来については短時間で「いきなり」作れるという意味と、生の芋を調理する「生き成り」(いきなり)という言葉の意味が重なっているのだとか。

別のいわれに面白いものがあります。

熊本の一部地域では片付けが苦手な人を、いきなりな人というのだそう。
転じてざっとしていることを意味するのだそうで、ざっと作れる菓子だから「いきなりだんご」と。
なんだか間に合わせとか、やっつけ仕事みたいに見えるけど・・




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

3コメント

  1. ★ - 2014年11月25日, 10:46 PM Reply

    いきなりの意味・語源・由来を解説。 … 本来は事が進むにまかせてや、成り行きまかせと同じ意味で使われていたが、転じて突然の意味を持つようになった語である。

    唐突は、「突き当たる」を意味する漢語に由来する。 唐突の語源は、唐の国が突然何かをしたからと考えられることもあるが、原義が「突き当たる」であるから、「不意」の意味で国名と絡めて考えることは出来ない。 唐突の「突」は原義のとおり「突く」の意味。

  2. ★ - 2014年11月25日, 10:47 PM Reply

    お邪魔致しました

  3. たとむ - 2016年10月6日, 12:57 PM Reply

    シュミレーションではなくシミレーションですよ
    お気づきのこととは思いますが老婆心ながら…

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