「虫のいい」 の由来

「虫のいいやつだ。」

自分で使いながらその虫が何を意味するのかが気になった。
虫のいい・・・

意味は自分の都合だけを考え、身勝手であることや厚顔で押しが強く、図々しいこと。
今まであまり他人に使ったことはなかったのだが、今日は身内だったこともあり声に出してしまった。
自分勝手な奴だなんてそれこそ目下の身内くらいにしか使えない。
そんなこともない?確かに陰口をたたく時などには使うかもしれない。
でも面と向かってつかうことはそうはないだろう。
もちろん心の中で思うことは多いのだけれでも口にはしない。
それが「虫のいい」。

■「虫のいい」の由来

「虫のいい」は遊里で出来た言葉なのだそう。
なるほどそうか!悪い虫という言葉を思い出します。私もたまに疼きます。
自分にはどうにもならない欲望を「虫」にたとえるわけです。
江戸時代の日本では、人間の体には九匹の虫がいたとされていました。
その虫たちが感情や意識を呼び起こし我々を操作すると信じられてきたわけ。
悪いことばかりではなく、危険を察知して知らせてくれれることを「虫が知らす」というように目には見えない不思議な現象も虫の仕業とされてきたのです。
だから「虫がいい」なら、感情や意識を呼び起こすと言われる「虫」が自分勝手やっている状況、欲望の都合のいいままと考えると納得がいくのではないでしょうか。

「虫が納まる」 「虫が嫌う」 「虫が好かない」考えてみれば心の中の虫でたとえる表現がたくさんあることが思い出されます。
自分ではコントロールできない感情は誰しもあるのではないでしょうか?

そんな虫のせいにしてしまう人間が一番虫のいいいきものですよね。



著者: tossie

居住地域:北関東
年齢:70年代生まれ
趣味:釣り、散策

言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。
ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。
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1コメント

  1. あ - 2015年4月13日, 8:26 PM Reply

    たしかに自分ではコントロールできない感情はありますね
    だからこそ人間は要らない・無駄な生き物。
    私は子供は作らず産まず。

    人間が完全体になるまで
    私が納得いく人間が来るのはさて
    何世紀先でしょうか。

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