「青姦(あおかん)」 の由来

性的な隠語ってのは、その存在を知られることを嫌うかのように斬新な名称が多いものです。
読み方も内容も知らずに、うっかり口にする場所を間違えると後で大変なことになります。
私もその手の言葉には弱いので大変苦労します。
そんなわけで?今日のテーマは「青姦」。

漢字に「姦(よこしま かしましい)」の字が入っているのでそれなりの言葉とは認識できますが、読みが「あおかん」なので、それだけ聞いてもなんのことやら・・・な方も多いことでしょう。
ネット上でも「せいかん」って何ですか?なんて質問がいくつかみられました。
青姦(あおかん)とは、屋外での性行為のこと。
英語ではoutdoor sexとなります。
皆さんはしたことがありますか? (そんなこと聞くなよと)

■「青姦」の由来

「青姦」の青」は青空を指していると考えるのが正しいようです。(ちなみに青い空でない夜でも青姦です)
その際の性行為については基本的に和姦(同意の上)を指しており、強姦は含まれないとのこと。
どれも大変勉強になりますね。
その由来については、単純に*青*空の下(もしくは青天井)での*姦*淫の略で青姦と考えるのが定説のようです。

お隣中国の唐の時代の沈既済の小説「枕中記」のなかの「邯鄲の夢の枕」から、枕の隠語として「邯鄲」が用いられており、そこに青空か青天井が加わることで「青邯」になったという説もあります。
「邯」がいつしか「姦」になったと考えるわけですがその原因は不明。

誰に覗かれるかもわからない外で性行為をする。
普通では考えられませんが、男性が我慢できず女性に性行為を迫る場合を我々は想像しがちです。

しかし、一昔前は青姦は必然であったと言います。
そこには住宅事情が関係しているようです。
現代の日本社会においては、公然と行えば刑法174条公然わいせつ罪に相当するこの行為も家が狭く、家族も多かった時代では、普通に行われていたのです!(知らなかった・・・)
現在最もポピュラーな性交の場であるラブホテルが一般に普及しだしたのは1965年頃。
それまでは、若い男女が屋外で性行為に及ぶという選択肢は一般的だったのです。

裕福な家庭や夫婦2人だけの家族以外は、たとえ夫婦であっても自宅での性行為は稀だったというから驚き。
その時代では、青姦は人目を避ける手段のひとつであり、当然のことながら人気の無い場所、時間帯を選ぶのが当然でした。
街灯が無い深夜の真っ暗な公園の繁みの陰や、野山でのハイキングの途中など・・・

自宅やラブホテルでの性行為が普通になった現代では、逆に他人に見られるかもしれないスリルや、明白に見せることが目的となって行為に及ぶ人が多いそうです。
夜の公園のベンチや、マンションのベランダなど覗き見られたい人は後を絶ちません。(そこまではさすがに乱れてないか)

人間とは愚かなもので、想像するという能力を持ち合わせています。
必要に刈られていた時代の当たり前の行為が、現代では性的な興奮を得られる貴重な条件へと時代と共に変化したのです。
改めて日本は平和なんだなと、この一件でも深く考えさせられます。



著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

1コメント

  1. mitsuhiro - 2017年8月24日, 11:49 AM Reply

    ためになりました

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