「垢(ふけ)」 の由来

若いうちってそんなの知らなくてもしかたない。
新陳代謝は激しいけどそれなりに毎日入浴するし、思春期なら異性を意識するから身だしなみには特に注意するもの。
それについて認識するのはだいたい卒業式での嫌われ者の担任の先生か、たまたま参列した葬儀の会場あたり。
普段はそんなことはあまり気にしないし気にならない。
だけど、びしっとしたときに限ってこんな風にフニャッと腰砕けのような状態に陥る。
黒いスーツを着ると肩に雪が降り積もっているんです。
真っ白な雪が。どちらも悲しさ溢れるシーンなんでそこに雪とくれば、なんてロマンチック♪なんて・・・
でもよくよく考えてみたらここは室内だし外はお天気。
その正体は・・「フケ」
頭皮の角質細胞に分泌物がまじって乾燥してはがれるうろこ状の白い浮遊物。
漢字では雲脂とか頭垢とも書くらしい。
まぁ人間、誰でもありますよ。ぶっちゃけ。
でも生き物なので最低のメンテナンスくらいは怠りたくはない。
お互い生きていく上での最低限のエチケット、マナーといったところでしょうか。
ここぞ!というときに普段着ないダークスーツ引っ張り出したときには特に気をつけましょう。
そこに落とし穴が待っているかも。
それがもし、ドストライクの相手とのお見合いだったなら数秒で夢から覚めてしまいます。
ご注意を。

「ふけ」の由来

ふけの由来には諸説あるそうです。
一番遠そうなものだと、「こけ(苔)」が転じたというもの。
近からず遠からずといった微妙な立ち位置で、「浮く苔」から「ふけ」となった・・のかもしれない程度で考える。
そのほかにはその意味から転じたのではないかという説が主で、「ふるあかむけ(古垢剥)」とか「ふけ(陳化)」、その他にも「ふけ(浮垢)」など、どれもどこかが痒くなりそうでそれなりに的を得ているように聞こえる。
こうなってくると垢が気になってくる。
こちらの由来も諸説あり未詳だそうですが、「アセカ(汗気)」とか「アカ(悪所)」からとか「アクタ(芥)を略したといったところが有力なようです。
とどれも「垢」っぽいといえばそうなのですが、ここでまた一つ気になる漢字がでてきました。

それは「芥」。
芥川龍之介くらいでしかお目にかかったことのないこの漢字の意味は、なんとごみ。
くず。かす。転じて、つまらないもの。
ということは、芥川さんて・・ゴミの川・・?
今日は「ふけ」よりも「芥」のほうがへぇ~なのでした。



著者: tossie

居住地域:北関東
年齢:70年代生まれ
趣味:釣り、散策

言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。
ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。
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1コメント

  1. 三国 - 2017年1月9日, 2:41 PM Reply

    芥の語源がごみなのは驚いた……

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