言葉

「おかんむり」 の由来

自分の中で死語だと思っていた言葉を日常社会で普通に用いている人をみると自らが不思議な世界に飛び込んでしまうことがある。 てっきり、少しぶりっこしたアイドルの動作に対して使うような特殊用語だと思っていたが現生では実はそうではないらしいということが最近判明し愕然とした。 「おかんむり」 私自身は死ぬまで使うことはないであろう。 こうして文章にでも起こす機会はあっても口に出すことはあり得ない。 そうか、ただの食わず嫌いにもにも似た、使わず嫌いなのかもしれないなとここでは冷静に分析してみたりもする。 使っている人をみるだけで若干イラッてくるのでそのイラッが言葉自体のせいなのか、それともそれを使う人の勝手なイメージからくるものなのか・・・ 皆目見当はつかないが、何かの呪文のように人生でたまに出会うその窮屈な時間が今後も私の人生の旅路の先に待ち構えているのかと想像するだけで多少吐き気をもよおしたりする... »

アジャパーの由来

「あじゃぱー」 の由来

テレビで誰だかは忘れたけれど30代くらいの芸能人が英語でいうところのいわゆるジーザス的な使い方で絶叫した。 アジャパー すみません。 正確にはひらがななのかカタカナなのか表記もあいまいなので併用させていただきます。 なんだか懐かしい響きで検索してもやはり死語に近い感じのようですがどうにもその引用したお方がある程度の売れっ子さんであったので驚いた次第でございます。 あじゃぱーの由来 あじゃぱーとは、驚きと困惑を同時に表す感嘆詞。 いわゆる昔の若者言葉。 昔とは・・・もう半世紀くらい前。 喜劇俳優の“ばんじゅん”こと伴淳三郎というひとが1951年公開の映画「吃七捕物帖」の中でうけたセリフ「アジャジャーにしてパーでございます」を略したものとのこと。 ちなみにアジャジャーは伴淳三郎さんのの出身地である山形県の方言。 意味は「あれまあ」みたいな感じ。 パーはいわゆるクルクルパー的に馬鹿の意と考えられ... »

「ゲラ刷り」 の由来

「ゲラを送ってくれる?」 どうにも聞き返してしまった。ゲラとはなんぞや? ゲラとは納品した原稿に誤字や脱字がないかどうかチェックするためのいわゆる「校正紙」のこと。 出版社や編集プロダクション業界独特の言い回しらしい。 ひょんなことから地元の広報誌を作る羽目となった私。 文章は比較的なれてはいるが、レイアウトやら責任ある広報などやったことがない。 これをこんなところで書いているなんて知る人は身内にもいない。 コツコツポコポコダラダラクネクネ書いているのが認められた!ということは全くなくていわゆる持ち回り。 なんとか取材をこなし苦手の写真を当て込んで、マスだけは埋めることができたが一番恐れていた「校正」が残っている。 しかも人任せだった5つ上の先輩が最終チェックを促してきたというわけ・・ 先輩は昔編集社に勤めていたので何かと知ったかぶりをする。 というか私が数日かけたものも先輩なら数時間でこ... »

「虫のいい」 の由来

「虫のいいやつだ。」 自分で使いながらその虫が何を意味するのかが気になった。 虫のいい・・・ 意味は自分の都合だけを考え、身勝手であることや厚顔で押しが強く、図々しいこと。 今まであまり他人に使ったことはなかったのだが、今日は身内だったこともあり声に出してしまった。 自分勝手な奴だなんてそれこそ目下の身内くらいにしか使えない。 そんなこともない?確かに陰口をたたく時などには使うかもしれない。 でも面と向かってつかうことはそうはないだろう。 もちろん心の中で思うことは多いのだけれでも口にはしない。 それが「虫のいい」。 ■「虫のいい」の由来 「虫のいい」は遊里で出来た言葉なのだそう。 なるほどそうか!悪い虫という言葉を思い出します。私もたまに疼きます。 自分にはどうにもならない欲望を「虫」にたとえるわけです。 江戸時代の日本では、人間の体には九匹の虫がいたとされていました。 その虫たちが感情... »

「オノマトペ」 の由来

擬声語(ぎせいご)とは、擬音語と擬態語の総称。 例えばブーブー:車のこと、ドキドキ:心臓の音、カリカリ:お菓子を食べる、バタン:ドアを閉める音、パチパチ:火が燃える音、ズルッ:転んだときの音、ビリビリ:紙が破ける音といったようなものがそうです。 この擬声語が実は大変効果的であるというのをテレビでやっていた。 話の中に取り入れれば臨場感が増し、おまじないのように唱えれば体が柔らかくなったり跳び箱が跳べるようになるというのだ。 嘘のような本当のお話。 実際に小学生によって実験が行なわれ立証されていた。 テレビもたまにはためになることやるんだな~なんてぼんやり見ていたら司会者がオノマトペと発音したときに今度は私の心のドアがそのおまじないによって開放された。 ■「オノマトペ」の由来 オノマトペってナンだっけ ナンだっけ ナンだっけ ナンだっけ 聞いたことがあるんだけどよくは思い出せない。 ものすご... »

「ハットトリック」 の由来

先日、サッカー中継を見ていたときのこと、偶然ハットトリックの目撃者となりました。 ハットトリックとは何かと? ハットトリックとは、サッカーやアイスホッケーなどで使われている用語。 1試合に同じ選手が3得点することをいいます。 ちなみに6得点をダブルハットトリック、9得点をトリプルハットトリックというそうですがもちろん一点を争うサッカーではそこまでを拝むことはそうそうありません。 欧州のライブ中継だったので、英語表記が表れました。 Hat Trick 英語の苦手な私でも理解できる単語。 帽子にトリック?なんのこっちゃ。 ■「ハットトリック」の由来 由来は諸説あるようですが、最有力といわれているのは イギリス発祥のスポーツであるクリケットからきているというもの。 日本では馴染みが薄いクリケットですが、実は野球の元になったスポーツ。 投手はウィケットという柱と横木に向かってボールを当て、それに対... »

「ぬか喜び」 の由来

「ぬか喜び」 の由来

天気予報をどのくらい信じていますか? 天気ってどうにもならないので、どうしても晴れてほしい時には祈るような思いです。 中止とか延期となるとお金も動くし日程も(他の予定も)動くしやるきもなえるし… この日だけ絶対晴れて!という日を皆さんも人生でなんどか迎えたことがあるでしょう。 私は天気予報をそれほど信じていませんでした。 だから週間予報を必死にチェックする友人を笑っていたものです。 一週間も先なんてどうなるかわからないでしょと。 さて今年の10月は台風が多い。しかも決まって週末に直撃。 もう二週連続で休日に外に出られないという日が続いた。 仕方のないことなのだが、さすがに来週は勘弁してほしい。 遠出の予定を立てて、宿もレジャーランドのチケットもおさえてしまった。 もちろんそんなっことはわかっている。 10日も先の天気予報なんて当たる確率が低いということを。 恐る恐るデータ連動・・・ 晴れ!... »

「いきなり」 の由来

何の前触れもなく突然に・・・「いきなり」 私は神経質なので、即興とか突然とか、いきなり何かをふられると緊張したり困ってしまいます。 何事も想定してシミュレーションして事前に何重にも対策を練り本番に挑むタイプ。 中学校のときに仲の良い友人が生まれてから一度も緊張したことがないというのを聞いて非常に驚いたものです。 なんて度量が大きいのだろう・・・というか何も考えなくて済むって羨ましいのほうが先行していたカナ。 ■「いきなり」の由来 「いきなり」は「行き」と「成り」で成り立っているのだそう。 その漢字の示すとおり、「成り行き任せ」とか「事が進むに任せて」といった意味でしたがそれが転じて突然の意味を持つようになったのだと言います。 「成り」は動詞「成る」の連用形で「~するまま」といった意味。 「成り行き」が「突然」に変化したというのはどういう経緯なのかと思いますが・・・ それこそ「いきなり」とい... »

「あべこべ」 の由来

普段全く使わない言葉なのに、そのとき身近にいるひとが頻繁に使っているといつの間にかそれが頭の中にこびり付いて、無意識のうちに自分も使っていたり。 今、それが自分の中で起きているのが「あべこべ」。 きっかけは最近入った食べ歩きサークル。 その中に50前のどうみても元ヤンなのに食通ぶっているリーゼントまがい髪型のおじ様がいてなぜかいつも私の近くの席を陣取るのです。 ただ食べているのもどうかということで、店の迷惑にならない程度に品評をする。 さすがにこれはないなとか、食えたモンじゃないなんていえないから言葉を濁すわけだけどそのおじ様のNGには、かならず「あべこべ」が出てくるわけ。 料理の順序があべこべ・・・これは正しい。 置き方があべこべ・・・まぁこれも通る。 味があべこべ・・・意味わからない。 要するに口癖なんだけど、最近はそれを聞くと癇に障る。 その上、自分にうつりだしたから特に気をつけるよ... »

「トタン」 の由来

小屋や車庫の補強や補修に便利なのがトタン板。 ただその見た目はやはりお粗末なもので、格調高い建物には不似合い。 色が剥げて錆びてくると更に見れたものでなくなり、一気に河川敷の住いのように見えてきます。 なぜあのように波打っているのかも疑問ですが、あくまで私の憶測の限りで推理してみると、持ち運びが便利であるとか使用勝手がいいとか、暖かみがあるように見えるとか、そんなところではないでしょうか。 ただ、トタンも色々なのでまたバケツ、じょうろ、ちりとりといった日用品の材料にも用いられるのだそう。 そうそう、トタンのちりとり。 実家の庭掃きで用いてきたのですが、なんとも頑丈でもちがいい。 補強補強でかれこれ15年。劣化もしないでほんと優れもの。 自らの棺に入れたい一品です。変な例えですが・・・ ■「トタン」の由来 トタンとは、亜鉛めっき鋼板のうち主に建築資材として使われているものを指すのだそう。 他... »

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