言葉

「義理」 の由来

義とは私利私欲にとらわれないこと。 これは先日テレビで勉強した義を重んじた上杉謙信の生き方。 ■「義理」の由来 義(ぎ)は人間の行動・志操に関する概念である、とは広辞苑から。 儒教における義は、儒教の主要な思想であり、五常(仁・義・礼・智・信)のひとつ。 正しい行いを守ることであり、人間の欲望を追求する「利」と対立する概念。 やはり「私利私欲にとらわれないこと」に行きつく。 理とは、中国哲学の概念であり、璞(あらたま)を磨いて美しい模様を出すことを意味することから「ととのえる」「おさめる」、あるいは「分ける」「すじ目をつける」といった意味が派生する。 仏教における理は、治める、正すといった意味。 どちらも私の好きな文字である。 ところが、義理となるとどうだろう。 本心はやりたくないけれども、仕方なく行わざるを得ないから・・・ 現代人にとってあまり関わりたくない、面倒な儀礼のように捉えられて... »

「マスをかく」 の由来

「マスをかく」 の由来

自慰行為のことを「マスをかく」と言います。 断定してしまいました。間違えました。 言うらしいです。 別に気取ってはいません。私は知りませんでした。 なぜなら私は・・・オナニー世代だからです。 「マスをかく」 の由来 隠語のせいなのか、自慰行為にはたくさんの表現があるようです。 大変勉強になります。 例えば先ほどの「マスをかく」は日本語の「せんずりをかく」(ちなみにセンズリとは千回擦るからの転化と考えられ「こく」については、嘘をこくといった用法を考えると分かりやすい)と、英語でこういった行為を表す「マスターベーション masturbation 」を略した「マス」二つが合わさってできあがったのです。 最初に言った人は、きっとこれならわからないだろうとか英語の方がかっこいいとか、まるで中学生が先生の前で友達に「煙草をくれ」といっても理解できないような合言葉感覚で用いたのだろう。(分かり辛い?) ... »

「無茶苦茶(むちゃくちゃ)」 の由来

めちゃくちゃに泣いてしまいたい~♪ とは工藤静香さんの15枚目のシングルタイトル。 このめちゃくちゃな漢字「無茶苦茶」を持つめちゃくちゃを取り上げるにあたって頭に浮かんだのがこのフレーズだったのですが、それがそのまんまタイトルだとは知りませんでした。 調べてみると、もう20年以上前の曲。 そういったことがすぐに浮かぶんだから、そうとう強烈なインパクトだったのでしょうね。 でもそれは工藤静香さんの当時の人気はもちろんのことだが、それ以上に「めちゃくちゃ」というタイトル兼歌詞によるところだろう。 もちろんそれを「無茶苦茶に泣いてしまいたい」と書いてしまったら現在のAKBのように、「目を引けばなんでもいい」の時代ではなかったので社会は逆に「支離滅裂」ときっと捉えたはずだ。 ■「無茶苦茶(むちゃくちゃ)」の由来 無茶苦茶とは、道理に合わないこと、程度がはなはだしいこと、知識がないこと、乱暴なさまな... »

「アーケード」 の由来

アーケード街で火災が発生し… 朝のニュースをみながら、このアーケードとは何なのかということに疑問を持つ。 私は田舎暮らしなので身近にアーケード街を認識していたが、若い世代ではもしかしたらそれほど知られていないのではないだろうか? もう一つ気になるのがアーケードゲームという表現。 主にゲームセンターでのゲームをこのように呼ぶわけであるがなぜにアーケード?この二つの関係性とは? ■「アーケード」の由来 「アーケード」とは何か。 「アーケード」はもちろん外国からでイギリスの「arcade」から来ているのだそうです。 アーケードの意味は一つ目にアーチ形の天井をもつ洋風建築、また、その下の通路のこと。 二つ目に歩道にかける屋根のような覆い、またそれを設けた商店街のこととあります。 外国への憧れからなのか、それとも東京のマネからなのか日本では、商店街がこの形式を採用した「アーケード商店街」が1950年... »

DIY(ディー・アイ・ワイ)

最近中古物件のリフォームに駆り出される。 田舎では空き家ってのが目に見えて増えていて 壊すのに数百万もかけるならその分を手直しにかけようというわけだ。 今はやりのハウジングものと違い、昔の建物は材料もしっかりしている。 だから骨組だけにすればどうにでもアレンジが利く。 切ったり貼ったり塗ったり難しそうに見えるが専門家が一人いれば意外に簡単。 最近はホームセンターという便利なものがあるので材料も道具も簡単に安く仕入れることが出来る。 例えば私がお手伝いした八畳ほどの建物は、家具まで入れても10万円ほどでできてしまった。 木材は一番安いもので十分。ペンキは多少値段がはるが一万円程度。 古い建物にあう古材も、近くに取り壊す家があれが予め声をかけていただく。 業者も処分する手間が省けるから大喜び。少しこじゃれた照明を入れればそれ出来上がり。 手間が一番高いかもしれないが、休日の運動と思い友人と楽し... »

「ゼッケン」 の由来

いつからでしょう。ビブスが登場したのは。 私が小さいころにはなかったはず。 でもさすがに高校くらいになったときにはどこの学校でも持っていましたね。 最初はその重さと機能に驚きました。 付けている感じがしない、その薄さと、一目で味方を見分けることのできるその鮮やかな色。 何の話かと?答えはビブス。 その由来はもちろん英語からで名詞「bib」よだれ掛け、胸当てから。 確かにその役割通りだが*よだれ掛け*はちょっとないよな・・・。 でも意味がいくつもある英語だから仕方がないかと。 では、そのビブスの前は何を使っていたのかと考えるがなかなかでてこない。 調べて納得、それは*ゼッケン。* そうか、ゼッケンか。最近は使わないのですっかり忘れていました。 でもこのゼッケン・・・なんとなく昔から聞いているせいか、和製英語のような・・・ 英語ではない気がするけどいったいどこからきたの? ■「ゼッケン」の由来... »

「モットー」 の由来

それほど目立たない地味な中学校の時の友人が、卒業文集で記した言葉がポリシーだった。 自分は英語が苦手だったのでその意味が分からず、でも響きがかわいかったからなんとなく気になってその後も頭のどこかに引っかかっていた。 自分なりの翻訳で、その時の彼が表現したかったことを日本語にすれば「自分らしくありたい」ということだったんだと思う。 確かに彼はその後も地味ながらも独自路線と自分らしさを追求・探求し意外に頑固な一面を見せながら人生を満喫しているはずである。 途中までは知っているがその後は追うことをやめたので知らないし興味もない。 でもたぶん結婚はしていない。これは間違いない。 だって稲中卓球部みたいなビジュアルなのに面食いだったから。 そんな彼のことを数年ぶりにふと思い出した。 それはこの言葉の由来が気になったから。 ■「モットー」の由来 たぶん英語からきているはずなのだが、あまりにもそれっぽく... »

「帳尻を合わせる」 の由来

ある飲食店の知人に頼みごとをした。 若干無茶なお願いだったにも関わらず了承いただき、当日を迎えた。 無事に終えたわけだが、後日裏方の友人から嬉しくない話が届いた。 どうやらお願いしたものと違う食材が使われたらしいという話。 高級な材料をこちらで納めるかわりに安く提供いただくという話だったのだが、どうやらその食材を懐に入れ、店の在庫を使い切ったという内容だった。 悪いことは出来ないとはこのこと。 提供されたものを食べた人の中に有名料理店のオーナーである知人がいた。 その方が友人に伝えていったらしい。 イベントは無事に終わったのだがなんだかものすごく後味が悪かった。 それからというもの、その飲食店の方から執拗にコンタクトがある。 SNSでコメントが多かったり、私の関わるプロジェクトを無理に取り上げたり。 少し有難迷惑でただの帳尻を合わせにしか感じない。 信用というのはお金では買えないわけで、そ... »

「しどろもどろ」 の由来

面白い由来もあるものである。 今日話題にしたいのは「しどろもどろ」。 意味は、乱れたさまや話の調子や論理が整わないさま。 言葉の使い方や話の内容などが取り留めなく、酷く乱れたさま。 つまりは混乱した状況に近いわけでその行ったり来たりする様子を言葉の調子からも感じとれる。 状況をここまで克明に示している言葉もそうはないのではないだろうか。 ■「しどろもどろ」の由来 しどろもどろが、今のような意味で使われるようになったのは、比較的歴史が浅く明治以降のことだそう。 そこで参考になるのが漢字。 「四度路戻路」と書き「足並みが乱れる」といった意味で用いられたのだそう。 四回戻るというのにも意味がある。街中では現在でも四つ角が多い。 つまりすべての道を指し示すと考えていいわけでそのすべてを戻るということは・・・どこにも進めないということになるわけ。 そして重要なのはそのリズムと韻と軽いダジャレ。 かな... »

「オリコン」 の由来

ランキングと言えばオリコンチャート。私はそんな世代。 ベスト10とかベスト100とか、勝手に決めたはずの括りのランキングのはずなのに、その方式のこと自体をオリコンチャートと錯覚すほど、この言葉は社会に浸透しているのではないでしょうか。 そもそも人に流されやすい日本人というものはランキングが好きな民族。 私も宿の手配や食事の確保にはよく利用させていただいてます。 ですが人が決める以上そこには若干の不正が発生するもので例えば検索エンジンにもトリックが存在するのは皆さんもご存知のことでしょう。 オリコンチャートは一般的に音楽情報のヒットチャート。 CDをいう媒体が失われつつある現代で消え始めているという事実は否定できません。 業界自体の先細りも感じつつある状況は間違いりあせん。 しかし音楽というアートを題材にしている以上はそこに不正やトリックはないと信じたいものです。 ただ、握手券や会場入場券と... »

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