「ツンデレ」 の由来

自分は時代に取り残されてしまったのだろうか。
そんな風に時々思うことがある。
時代は絶えず動いていく。自分もそれに着いて行く。
いや、以前は置いていかれないように着いて行ってたが正しいかもしれない。
流行り歌がいつしか気にならなくなってくるのだ。
もちろん歌に関してはカラオケなどへ足を向けないことも関係しているだろう。
しかし、それだけではなくていつしか何事でも時代を追わなくなってゆく。
いや追えなくなっているのだろうか。着いていけないだけかもしれない。
きっと誰もがそうで、それが歳をとったということなのかもしれない。
テレビのアイドルなどは移り変わりが速すぎてついていけない。
名前をやっと覚えたと思ったら、相手がテレビから消えてゆく。
いつしか特に気になる子以外は名前などチェックしなくなってくる。
なんだか綾小路きみまろの漫談みたいになってきたかも・・
それでもたまにはお気に入りが出来たりする。
でもいい年して恥ずかしいから「気になる」程度にしておこう。

そんな今日のテーマは「北川景子」さんではない。
映画の宣伝のために彼女がテレビのバラエティ番組に出る度に言われていた言葉。
「ツンデレ」である。
なんとなくは聞いたことがある。
しかし冒頭の文章そのまま新しいことに「ついていけない」は、語学の分野でも甚だしいようである。困ったものである。
北川さんのキャラからなんとなく想像できなくもない。
ツンツンやデレデレから来ていると思われるが、その二つの言葉はどちらかといえば対比している。
二面性があるってこと?
おじさんはもはやその高低差についていけない。
意味から調べなければならなそうである。

「ツンデレ」とは

ツンデレはやはり「ツンツンデレデレ」の略なのだそう。
もともとはギャルゲーの登場キャラクターの形容に用いられていた「おたく用語」(ここは重要な気がする)であったが、2005年頃からおたく以外の人も使うようになったそうだ。
ちなみに皆さんはご存知だと思われるが、ギャルゲーとは「ギャルゲーム」(*Gal game*)の略であり、主に魅力的な女性が登場することを売り物とするタイプのコンピュータゲームの俗称である。
美少女が出てくるゲームってこと。
本物のギャルがやるゲームというわけでは決してない。
(そんな勘違いは俺だけ??)

「初め(物語開始段階)はツンツンしているつまり敵対的にしていたのが、何かのきっかけでデレデレ状態に変化する」
ああいいね、その設定

「普段はツンと澄ました態度を取っているが、ある条件下では特定の人物に対しデレデレといちゃつく」
お嬢様タイプ?

「好意を持った人物に対し、デレッとした態度を取らないように自らを律し、ツンとした態度で天邪鬼に接する」
ああ、これは北川さんのイメージ

こういった態度の人物、またその性格・様子などをさしてツンデレと呼ぶのが一般的なようだ。
しかし明確なツンデレ像があるわけではなく、用例も性別、人間・非人間の別に左右されず、関係や出来事に至るまで幅は広いんだって。
一般的な解釈だと「ツンツンしている面」と「デレデレしている面」の二面性をあわせもつ人物がいて、その二面性のギャップが当人の魅力を効果的に引き立てている場合に(男はほんとこれに弱い かも)ツンデレと呼ぶと説明されることが多いらしい。
・・と説明することで、「ツンデレ」がようやく理解できてきたぞ。

それを踏まえて最近一番「ツンデレ」だったのは・・・
大河ドラマ「江」に出てくる宮沢りえさん演じる「茶々」。
両親を殺した秀吉を怨むつもりがいつの間にか引き込まれ恋におちてゆく。
ああ あれが「ツンデレ」かと・・
時代劇で「ツンデレ」を語るようでは私もいよいよリアルに古い人間のようだ。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

一言コメントする

メールアドレスは公開されません。

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)