魚介類

「スズキ(鱸)」 の由来

日本のルアーフィッシングにおいてはスズキのことがシーバスと呼ばれれている。 「スズキ」は、スズキ目・スズキ亜目・スズキ科に属する魚。 海岸近くや河川に生息する大型の肉食魚。 肉食系だから食いも荒いってことで手ごたえを楽しみたい釣り人たちに好まれるってことだろう。 前回「アジ」釣りに行った話には実は続きがあって、9時で切り上げた後に場所を変えて更に朝まで夜釣りを楽しんだ。 私は友人に連れていってもらったわけだが その友人が更に数人連れてきて、大人数が車二台に分乗して荒波に挑んだ。 場所は日本の最東の端。って友人は言うけど、考えてみればそれは根室のほうではないかい? って彼の機嫌を損ねないようにこの場だけで強い口調で断言しておこう。 彼ら夜のハンター達は、もちろん小物(アジとかメバルとかコチ)も狙うけど隙あらば大物も狙っている。それがシーバスだ。 それぞれの仕掛けを携えて、間髪いれずに投げ続け... »

「鯵(アジ)」 の由来

「アジ釣りに行こうよ。」 友達に誘われました。 釣りも好きだし、興味はあります。 しかもアジだから食べることもできる。 でも海っていったらなんとなく敷居も高く感じる。 予備知識もなく、行った先で船なんかに乗せられてゲロッたら格好悪いし・・・ 仕事先の釣り好きの店長に聞いてみたら、どうやら沖に出なくても釣れるらしく場所もここからだと二時間程度だろうとの事。 それなら大丈夫だと約束していざ当日。 説明不足だよ~。 うちに来たときには車には親子連れが乗ってるし(二人で行くものだと・・) 行き先も二時間を越える長丁場。 初対面だしちょっと気まずいじゃないか・・ 午後二時に出発したので、四時過ぎに釣具屋、現地に五時に着いた。 場所は港の中で漁船がたくさん繋がれている。 周りは堤防に囲まれてるので波も穏やか。 すでに何組かの親子連れやカップルも釣りを楽しんでいる。 早速見よう見真似で仕掛けを完成させる... »

「鰹(カツオ)」 の由来

私は味にこだわりません。 いやわかりません。 というか鼻が悪いだけなのかもしれません。 いつも不思議でなりません。 刺身といえば山葵(ワサビ)のはずなのに、なぜ鰹の刺身には生姜(ショウガ)がついてくるのでしょうか? 理由も分からずにみんなの真似して食べるのですが、両方おいてる場合が多いので、マグロなのに生姜で食べてる自分もいるわけです。 もちろん拘らないから特に何も感じないのですが、周りの目だけは気になります。 「あいつナニ考えてるんだ?」 いや逆に何も考えてないし、感じてもいないだけ・・・ 理由はもちろん簡単で、鰹はくせが強いため、わさびと醤油だと血なまぐささが口に残ってしまいます。 その為に生姜が必要なわけですね。 ついでにもう一つ。 季節感も地図も分からないから鰹がいつ、どこで旬かも知らなかったりします。 ほんとにお恥ずかしい。 回遊魚だって事くらいは知っていますが・・・ 日本の太平... »

「メダカ」 の由来

ものすごく恐そうなおじさんの、可愛らしい趣味を見つけたときってなんだか昔から探していた宝箱が偶然見つかったときの感覚に似ている気がするのは私が変わり者だからだろうか? よくある光景でヤクザの親分を想像して欲しい。 そんな組織のトップといえば・・・やはり鯉である。(あくまですべて想像である) 一等地のご自宅の広い敷地に、羨ましいほど大きな池を持ちそこには様々な色、柄の錦鯉が悠々と飼い主の生き方そのままに泳いでいるというのは想像に易しいが、もしそこにいたのが「メダカ」であったならどうだろう。 小さな小さなメダカを大切に大切に育て、なんならその繁殖に全精力を傾ける。 それに近い姿を私は見てしまった。 ぶっちょうずらで頑固者、もちろん愛想も全然ない土建屋の親方のお宅に招かれたらそんな光景が目の前に広がっていた。 遠かったはずの距離が一気に近づいた(気がして)、今考えたら恐れ知らずのぶっきらぼうな言... »

「アナゴ(穴子・海鰻)」 の由来

衝撃でした。 小学校の時のお話。 当時流行りだした回転寿司に、母と自分の同級生の三人で訪れたんです。 確かあれは市民プールへ行った帰りでした。 いつも行くお店より、友人が勧める店へ行ってみようということになり、五差路の入りづらいその店を訪れました。 私はというと食も細く、食欲というものもほとんど無かったのでいつものように子供染みた、たまごやまぐろを適当に頬張っていました。 伸長こそ20センチほどの違いでしたが、体重は私の倍近くあろう友人は、次々に(遠慮なく)皿を積み上げていきます。 その中でも、彼が三皿に一皿ほど口に運ぶのが「穴子」でした。 食に興味の無い私はというと、当然その存在すらも知らずにいた 奇妙なお魚「アナゴ」。 彼はどんどん口の中に放り込んでいきます。 「それってそんなに美味しいの?」 「何馬鹿なこと言ってんだよ。食ってみろよ。」 もちろん無理に親に促されても食べなかったことで... »

「鯰(なまず)」 の由来

趣味があります。釣りです。 でもあまり得意ではありません。 待つのが苦手です。細かい作業が苦手です。 魚のヌルヌルもそれほど好きではありません。 でも狩猟が好きなんです。 おそらく男の遺伝子です。 だから釣りに向かいます。 でも擬似エサが好きではありません。 邪道な気がするからです。 釣具店のミミズも好きではありません。 臭いからです。 だから自宅近くで生のミミズを採取して向かいます。 細いもの。青いもの。ありえない太さのもの。 お蔭様でお客様(お魚さん)には大変好評です。 他の人に全く当たりがなくても私だけ釣れます。 針の大きさを中途半端にするので色々釣れます。 オコゼのような数センチのものから、入れ食いのブルーギル。 もちろん手ごたえが楽しいのでブラックバスを狙います。 大物狙いの巨大ミミズを付けました。 竿を立てかけて寛いでいたら、うとうとしている間に竿が消えていました。 ウキはすで... »

「鮎(アユ)」 の由来

先日、梁漁(やなりょう)へ行ってまいりました。 梁漁(やなりょう)とは、川の中に足場を組み、木や竹で、すのこ状の台を作った梁(やな)という構造物を設置し、上流から泳いできたアユがかかるのを待つ漁法のことです。(写真参照) これが面白い。 水の流れ込む様を見ているだけでも飽きず、その上黙っていても天然のアユが「勝手に」流れてくる。 新鮮なアユはその味も市販のものとは比べ物にならず、背びれ、腹びれ、尻尾をとって頭から骨を引っ張れば、ツゥ~っと身を置き去りにして簡単に骨抜きにできるのです。 是非一度、こんな体験をしてみてください。 たまたま生まれてから川魚をほとんど食べたことのない人が同行しておりましたが、その人生を悔いておりました。 さて前フリはこの辺にして本題。今日は「鮎(アユ)」です。 この漢字にしても魚に「占める」独占しています。 川を独占?川の王様?あのひ弱ななりで? それとも骨を占い... »

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