「佐川急便」 の由来

うちに来る宅急便のお兄さんのキャラが違いすぎておもしろい。
クロネコヤマトさんは、寡黙で黙々と仕事をこなす。
無駄口はたたかず、確かに愛想が無いといえばそうなのかもしれない。
しかし、家族の中には当たり障りがなく長く付き合いやすいといった意見もある。
一方、佐川急便さんはというといつも大きな声で元気がよくハキハキとしていてにっこにこ。
世間話も上手で、一日に二回きたときの取り繕い方といったら・・・
未だに笑いがこみ上げてくるほどおもしろかった。
あれだけの人あたりで不快な思いをするひとは誰一人いないのではないかというくらい明るい。
もちろん自分自身、個人での利用頻度が高いのはクロ○コさんなのであるが今日は、そんな人をひきつけるお兄さんにあやかって佐川急便を調べてみたいと思います。

■「佐川急便」の由来

1957年(昭和32年)3月22日、創業者である佐川清さんが京都において京都・大阪間を中心とした運送事業を始めました。
そして1965年(昭和40年)現在の社名「佐川急便」となりました。
もちろんその名の由来は創業者の姓からきているそうです。

さてこれだけで終わってはお兄さんに面目が立たないので会社の紹介を少々。
日本有数の大手運送業者で、SGホールディングスの子会社。
シンボルマークは「飛脚」ですが、現在はセールスドライバーをイメージした「新飛脚マーク」に変わっているとのことです。
確かにあの元気のよさは、時代劇で見る掛け声の粋な飛脚のイメージかもしれません。
一人一々が佐川急便のサービスの窓口となる「セールスドライバー」というキャッチフレーズも実践している気がします。

さて、持ち上げたところで個人的なイメージのお話。
それは平成4年に起きた、裏金を使った政界工作のいわゆる「東京佐川急便事件」のこと。
東京佐川急便事件とは、自由民主党経世会会長のである金丸信が佐川急便側から5億円のヤミ献金を受領したとして衆議院議員辞職に追い込まれた汚職事件のことであります。
イメージというのは大変強いもので、当時それほど政治などに興味の無かった私でも「佐川急便」=汚職というイメージがず~っと残っていました。
よくありがちな事件かもしれません。
それほど我々庶民に関わりの薄い例えば証券会社などであったなら意識することもなく、そんなこともあったっけと時間と共に忘れ去られていくことでしょう。
しかし、宅急便というのは我々の生活に直結していて毎日顔を合わせる人もたくさんいる会社です。
「イメージ」は忘れても忘れても会社の名前を聞く頻度が高いせいで蘇ってきます。
それでも「セールスドライバー」の一人ひとりの努力でそれも徐々に払拭されていく気がします。

先日の話、次の日が早いので九時ごろ寝る準備をして布団に入りました。
「ぴんぽ~ん。佐川急便ですぅ~ 夜分遅くに ほんと ほんと すみません。」
気の短い私でも、日頃の積み重ねがあったので怒る気には全くなりませんでした。


佐川男子


佐川急便 再建3650日の戦い―4万人の意識革命





著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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