「アンポンタン」 の由来

バカってやっぱりあまりいい言葉ではありませんよね。
使ってはいけない言葉だと心掛けながらもついついあまりにも程度が低いと感じたときにふと口に出てしまう。
よくないことです。

そういえば高校の時のクラスメートの女の子が私のことを「ばかぁ」と口癖のように言ってたけどそれはどちらかといえば「おばかぁ~」的な親しみを覚えた「バカ」だったので悪い気はしなかった。
どちらかといえばエロスを感じる「ばかぁ」だった。
そうなってくると妄想が膨らんでベットの中の男女間でのちょっとしたいじわるの中から生まれる囁き声の「ばかぁ」だったのかななんて・・・

おいおい・・・ 俺考えすぎだろ。

その点、関西人というのは誤魔化すのが上手で、同様の表現でも「あほ~」というものがある。
本来我々関東の人からすると、「ばか」よりその頻度の低く感じる「あほ」は物足りなさを覚えるわけだが、その加減と柔らかさが「あほ」の魅力だろう。
ところがそれに慣れてくると相手もそれほどの痛みを感じないのでただの馴れ合いになる。
どうにも煮え切らなかった私はとっさの判断で思いがけない言葉を口にしていた。

「この~アンポンタン!!!」*

アンポンタン? 俺何言ってんだろ。

■「アンポンタン」の由来

アンポンタンとは、間が抜けていて愚かなこと、あほう、ばかの意味。
すごい、すべてを網羅している。これって柔軟性?

あんぽんたんにはなんと漢字が存在します。

「安本丹」

漢字三文字でどうにもあほぉには思えないけど・・・頭のいい「あほぉ」のようですね。
この漢字の安本丹は、薬の名前である「反魂丹(はんごんたん)」や「萬金丹(まんきんたん)」からきていると言います。
あほからあんぽんたんでも奇想天外な感じですが更に漢字になるとは・・・
順を追って説明しましょう。

あんぽんたんは、「阿呆」とか「愚か者」の意味の「だらすけ」が複合された「あほだら」や「あほんだら」が転じた言葉だと言われています。
若干無理は感じますが…
そこに「あほ 阿呆」が「あっぽ」と言われていたことが加わりさらにさらに先ほどの二つの薬の名前が加わり「安本丹(あんぽんたん)」が生まれたのです。

このように嘘のような、ありえなさを感じる流れではありますが1763年に発刊されたかの平賀源内作の談義本「根無草」にはしっかりと、「あの通の安本丹にては行末心もとなし」と記されているといるといいます。
まじめにあほが語られているのです!とはいいすぎ?

ただ他にも俗説は多数あるそうで、例えば「あほ太郎」に、先ほどの薬「反魂丹(はんごんたん)」の響きが影響して変化したとか東南アジア系の船長の名前からだとか、フランス語で性交不能を意味する「アポンタン」からだとか言葉そのものが「アンポンタン」だけに普通に面白そうな由来がたくさんあるようですね。

さて、「あほ」の代わりが何か見つからないかというところから話は始まったわけですがやはり「アンポンタン」では長すぎですよね。

このアンポンタン!

心に響かないしね。



著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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