「カゴメ」 の由来

皆さんも一度は聞いたことがあることでしょう。
「かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に 鶴と亀と滑った 後ろの正面だあれ? 」
子供の遊びの一つで、鬼役の子供は目を隠して中央に座ります。
その周りを他の子が輪になって歌を歌いながら回り、歌が終わった時に鬼は自分の真後ろ(つまり後ろの正面)に誰がいるのかを当てるといった簡単なゲームです。

しかし、意味があるのかないのか不思議な歌詞。
かごめは籠目、すなわち竹で編まれた籠の編み目、籠の中の鳥何時になったら出会うの?
夜明けとも言える晩であり、午前4時前後の時間帯
(ずいぶん早いというか遅いというか微妙な時間)
鶴と亀が滑ったであり、縁起の良い象徴の2つが滑るということ。
つまり吉兆(もしくは凶兆)を表しています。
そして最後、真後ろにいるのは誰?
解明するほどより不思議。この歌は奥が深いようで色々な説があるそうです。

元々児童遊戯の歌として成立したとする説
これは一般的な考え方。

遊女説
一日中(夜明けの晩に)男性の相手をさせられ(鶴と亀が滑った)、いつここから抜け出せるのだろう(いついつ出やる)と嘆いているうちにもう次の相手の顔(後ろの正面だあれ)が見え隠れしている、という自由のない遊女(籠の中の鳥)の悲哀を表しているとする説。
なんだか深く考えてみるとしっくりくるのがなんだか切ない。

芦名埋蔵金説
「鶴と亀」はそれぞれ芦名家の城の別名であることから、埋蔵金の隠し場所を示しているという説。
これは唯一夢がある。

陰謀説
「かごめ」は籠女と書いてお腹に籠を抱いているような女=妊婦を示す。
妊婦の家は相続争いで争っている最中で、1人でも相続人の候補が増えることに快く思わないものもいた。
夜明けの晩、階段を降りようとした妊婦は誰かに背中を押されて落ちて流産してしまう。
自分を落とし子供を殺したのは誰だという母親の恨みの歌とする説。
書きながらだんだんぞっとしてきました。

降霊術説
「カゴの中の鳥は」と歌っているところで円の中に人がいなければ霊を呼び出すという、
昔よくあったコックリさんと同様に交霊術に使われる歌であるという説。

その他にもあまり歓迎できない俗説が多数あるようです。
興味がある方は調べてみてください。
・・・とそんな歌から想像する会社名があります。
そうです。
「カゴメ」さんです。
他に思い当たらないのでおそらくこの不吉よりの歌から来たであろうこの社名の由来について。

「カゴメ」の歴史

カゴメは名古屋市と東京都中央区に本社をおく、飲料、食品、調味料などの大手メーカーであります。
主力商品は、野菜ジュース・トマトを使用したケチャップや加工品、またそれらを利用したギフトセットなどであります。
創業者は蟹江一太郎さん。
1899年に名古屋の農業試験場の佐藤杉右衛門さんからトマトの種子を譲り受けてトマトの栽培を開始したことから始まります。
現在もトマトを使った商品が主力なのはこのためですね。
1914年には愛知トマトソース製造合資会社を設立します。
その後何回か社名を変更後、1963年カゴメ株式会社に改称。
現在にいたります。

「カゴメ」の由来

創業者の蟹江さんは、陸軍を辞めるときに上官から「農業をやるなら、洋野菜をやりなさい」と言われてトマト作りを開始したそうです。
その恩を忘れないために陸軍の象徴である五芒星を商標として使おうと考えたそうですが、あまりにも一般的な印であるとして認められませんでした。
そこで、六角の星に改変したのですが、今度は「星型は認められない」という理由で認可がおりなかったとか。
しかたなく、三角形を二つ組み合わせすことで六芒星とし、籠を編んだときの目(籠目)印であるということで商標が認められたのでした。
そんなわけで苦肉のカゴメってわけです。
ということは・・「かごめかごめ」が由来ではなかったようです。
しかしややこしい話がありまして、カゴメ製品である野菜ジュースのCMソングに「かごめかごめ」の替え歌が使用されたことがあったとか。

もう一点不思議な情報を。
「1983年(昭和58年)商標から籠目とトマトマークは姿を消した。」
不思議ですね。
何か気づいてしまったのでしょうかね。



著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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