生活

「大晦日(おおみそか)」 の由来

カウントダウン、大晦日のこの時を私はプライベートですごした記憶がほとんどありません。 それはとあるライブ会場のバイトをしていることが多かったからです。 たくさんの人々と迎えるということに寂しさはありませんが、自分は浮かれた気分は表現できないのでなんとも複雑な状況。 人ごみは苦手なほうなので、他の日に休みをとればいいわけですが、その日、その時といったイベントの時には少し損した気分にはなります。 ただ、客観視してみると大晦日もカウントダウンも人間が決めた期日であり世界中で時を同じくすることはありません。 日付変更線が動いていくだけ。 12・30も1・2も何も変わらず日は昇り、何も変わらず深夜十二時はすぎてゆくのです。 なんて夢もロマンもない私。いえそのように考えないとことしもバイトにはいけません。 ■「大晦日」の由来 旧暦では、月の30日目にあたる日を「晦日(みそか)」と呼んでいたそうです。(... »

「クリスマス」 の由来

若いころはこの日が来るのが苦痛でした。 なんとなくソワソワしますが、特別用事もない。 気がつくといつも、なぜか男ばかりが集まってパーティをしているといった具合。 一年でその日にしかあわない友達なんかも混ざっていて一体何のために集まっているのか??? そんな事を考えることもなく・・・ やはり一人では寂しいので毎年毎年同じようなことをして過ごしていました。 一番思い出深いのは確か20歳のクリスマスで、その時の企画は鍋パーティ。 食べられるものに限定したんだけど、誰かがチョコレートを入れた辺りから空気が一変してたくさんのことを悟らされた日となりました。 まぁそれはそれでいい思い出ってことで。 ■「クリスマス」の由来 クリスマスとはもともと収穫を感謝する冬至のお祝いでした。 家族や友人同士が集まって楽しく会食し、厳しい冬に備えて体力を蓄えるのがその趣旨。 となると我々のやっていたことは本流なのかも... »

「紅葉狩り(もみじがり)」 の由来

今年も素晴らしい季節を迎えています。秋です。 あの暑さから一変。 心地よい秋の風が吹き、木々は最後の力を振り絞り枝にしがみつきながら我々に様々な色のグラディエーションを見せてくれます。 ところで昔から気になっている言葉があります。 それは「紅葉狩り」です。 採取するわけでもなく、触れることもなく楽しむのになぜ「狩り」なのでしょう。 ■「紅葉狩り」の由来 どうやら「狩り」の成り立ちにその秘密があるようです。 「狩り」は、もちろん私たちが現代も使う、獣を捕まえるという意味からきています。 それが、獣より小さな野鳥や小動物にも用いられるようになり更に果物などを採取する意味にも使われるようになったのだそうです。 確かによく考えて見ると「ぶどう」や「いちご」にも「狩り」が使われていることに気付きます。 それが更に発展して、草花を眺める場合にも用いられるようになったようです。 そのように発展した理由の... »

「バザー」 の由来

バザーとは、学校や教会において資金調達のために、自分には必要が無いが金銭的価値がある持ち寄って競売にかけたり販売することで利益を出しそれを寄付するという行為のことです。 似た言葉にバザール(bazaar 意味は市場)があり、同義ですがその内容は若干異なるようです。 またもう一つ同じようなものにフリーマーケットというものがありますが、バザーが学校や協会が各個人から物品を寄付してもらいそれを売ったお金を運用費に当てる間接的な寄付金なのに対してフリーマーケットの売り上げは売った個人のものになるといった違いがります。 ただ、買う方にとってはどちらも安いのでたいした違いはないようです。 最近手伝いを頼まれて、はじめてバザーに参加しました。 前日搬入から参加することになり、5つのグループの一つに配置されました。 各地域で集められた品々を預かり、品物ごとに5グループに振り分けられます。 雑貨にタオルに文... »

「ハロウィン」 の由来

いつのまにか国民あげてのイベントになっていました。 仮装であったり、オレンジの映える飾り付けや子供たちの楽しみ、また10月という季節を考えれば浸透して当然なのかもしれません。 イベントは多いに越したことは無い・・・それは私も同意見ですが、どうもこの「ハロウィン」ってのは宗教色が強いように見えていまいち心から受け入れることはできません。 真実はどうなのでしょうか。 ■「ハロウィン」の由来 「ハロウィン Halloween」とは、万聖節(キリスト教で毎年11月1日にあらゆる聖人を記念する祝日)の前夜祭のことであります。 本来は秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す祭りなのです。 万聖節はAll Hallow’sと言います。 その前日である事からAll Hallow’s Eveと呼ばれていたのが、Hallow E’enとなり、更に短縮されてHalloweenと呼ばれる... »

「アスファルト」 の由来

舗装という技術はたいしたものだと思います。 石ほどの強度はなく、コンクリートより柔軟性がある。 我々が何気なく車を運転して何の違和感もなくドライブや仕事に出かけられるのは道路の舗装のおかげです。 たまに河川敷などで舗装されていない道路に出会うとそのことをつくづく感じます。 草は生え放題で、少し凹んだ場所には水溜り、舗装道路に出るとタイヤにまとわり付いた泥が払いのけられて巻き上がり車もよげれる。 通常走るスピードでの走行は困難で、凹凸を見極めながら細かく何度もブレーキを踏むのでおそらくガソリンもくうことでしょう。 今日はそんな縁の下の力持ち、舗装の主役アスファルトについて。 ■アスファルトとは アスファルトは英語ではasphaltと書き、日本語では土瀝青(どれきせい)と言うのだそうです。 原油に含まれる炭化水素類の中で最も重質のものがそれ。 減圧蒸留装置で作られた減圧残油はそのまま製品アスフ... »

「ゴミ」 の由来

「ゴミ」とは、物のくず、不要になった廃棄物。汚い屑。漢字では「塵」や「芥」。 そんな解釈は当たり前なのだろうけど、私にはその境目がよく理解できない。 買い物に行き、必要なものを買う。 すると、包装紙やらレシートやらビニール袋やらその必要な一つを取り囲む品々がもれなくついてくる。 家に帰り開封すると、それらは一つずつ剥かれて、処理され、片付けられて「ゴミ箱」へと処理されていく。 必要なものが不要へ変わる瞬間だ。 鮮やかな転身である。 それらの品は、袋に入れて収集車に引き取れらてゆき焼却され最終的に埋立地へと運ばれてゆく。 どうにも儚い一生だ。 ■ゴミの由来 ゴミは、主に農家で「木の葉」をあらわす言葉だったと言われている。 このことは、各地の方言で見て取れるのだそう。 例えば、長野県では木の葉を「ゴミ」、落ち葉を「マツゴミ」と呼ぶところがあるらしい。 愛知の方言では落ち松葉を「ゴ」と呼んだり、... »

「早苗饗(さなぶり)」 の由来

「早苗饗(さなぶり)」 の由来

限りなく方言に近い気がしていたのですが、実は全国的に言うようですね。 皆さんは「さなぶり」という言葉はご存知でしょうか? 「さなぶり」とは簡単に言えば、田植えを終えた祝いのことです。 田植えを無事に終えたことを神さまに感謝し、人にも感謝し宴が催されます。 それほど盛大にやる一大行事なのか?と思われるかたも多いことでしょう。 手植えだった時代のことを考えると多くの人手を掻き集めて必死に植えた光景が容易に想像できます。 あの腰を曲げて植える姿は体験した人にしかその苦労はわからないことでしょう。 親戚、縁者、その他にもご近所と助け合うことでおそらく数週間はかけて行われたのではないでしょうか。 お疲れ会と考えたならば、当然行われてしかるべきではないでしょう。 今では機械化が進み、実際に植えるのはひとりかふたり。 そういったことからも、「さなぶり」は消えつつあるかもしれません。 兼業の私の実家では、... »

「卒業式」 の由来

「卒業式」 の由来

「卒業式おめでとう」 親戚の家族が子供連れで家の前を歩いていたので声をかけた。 すると、「卒園式だよ。卒業式ってなに?」って不思議そうな顔して答えた。 保育園や幼稚園てのは卒園式って言うんですよね。 小学校・中学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校では、卒業式。 大学・大学院においては「卒業証書」ではなく「学位記」を授与することから、「学位記授与式」または「卒業証書・学位記授与式」と呼ばれます。 日本では、学校教育法施行規則によって定められた学校行事であり、欧米でも大学の学位授与の式典はありますが、各学校の修了ごとに祝う式典は日本と韓国でのみ見られる習慣なのだそうです。 でもなぜ「卒業式」なのでしょうね。 この「業」という言葉に堅苦しさというか、違和感を感じてなりません。 業(ごう)とは、仏教の基本的概念である梵: कर्मन् (karman) を意訳したもので、サンスクリットの動詞... »

「閏年(うるうどし)」 の由来

2012年の今年は、うるう年です。 もちろんこれを「今」呼んでいる皆さんには関係ありませんが。 四年に一度です。 二月が29日になります。 一年は366日となります。 まぁ当たり前のことです。笑 そして悲劇が訪れます。 誕生日が四年に一度しかこない子供達が生まれるのです。 最近は、事前に日にちを決まることのできる帝王切開などもあるので、回避される方もいるのではないでしようか。 身内に28日生まれの人がいます。 もちろんその年にうるう年がなければ、全く当たり前の誕生日なのにこの日に生まれた人は、なんとなく「よかったね~」と言われてしまいます。 よく考えてみれば、うるう年でない28日生まれの人よりも、うるう年の3/1生まれの方が危なかったりすることを今更ながら考えたりして。 今日、更にもうひとり身近に28日生まれがいたことを発見したのですが、年齢が37だったので、それほど危なくなかったことを確... »

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