状態

「目安」 の由来

目安とは、おおよその基準や見当。目印、目当て、目標などのこと。 目安は、形容詞「めやすし」の語幹が名詞になった語なのだそうです。 「めやすし」は「目(め)」と「安し(やすし)」で構成されていて見ていて安心していられるという意味。 平安時代には「見苦しくない」「見やすい」の意味で用いられたと言います。 それが鎌倉時代になると、そろばんの位どりの印や秤の目盛りといった、見てすぐわかるものを目安と呼ぶようになり、目当てや基準といった意味でも用いられるようになります。 現代の「目安」の用法に近づいたわけですね。 更に更に室町時代になると読みやすく箇条書きした文書や訴状のことも言うようになり、そこから訴状一般を指すようになったと言います。 さてそこで気になるのは・・・目安といえば!徳川吉宗の目安箱。 目安箱(めやすばこ)とは庶民の進言の投書を集めるために設置した箱、またその制度そのものの事。 政治や... »

「だらしない」 の由来

私は「だらしない」のがあまり好きではありません。 でも自分はなるべくルーズに生きたいと考えています。 実はシャツを入れるのが苦手です。 TシャツはもちろんYシャツでも出したくなってしまいます。 靴は自分のサイズでなくても安かったり気に入ったものに他のサイズが無ければ大きくてもお構いなし。 ズボンも痩せているのにルーズなものが穿きやすいから好きで、よく周りから場に合わないチョイスをして怒られます。 服装だけが「だらしない」=ルーズではなく性格もルーズかもしれません。 いや神経質か・・・きっと細かいところとどうでもいいところの差が激しいのでしょう。 先日公園でおばぁちゃんに叱られている小学生を見かけました。 シャツがズボンにインしていなかったのです。 子供は早く遊びたくて前のめりでもがいていましたが、無理やり捕まえてイン! ところがインしたのはTシャツだけで肌着は丸見え。中途半端インしてしまっ... »

「やるせない」 の由来

思いを晴らすすべがない。せつない。施すすべがない。どうしようもない。気持ちに余裕がない。 これはすべて同一の言葉の解釈を示しています。 その言葉とは「やるせない」です。 私が今まさにその心境で、今日は何を取り上げようかと思案したときにこの言葉が浮かびました・・・ もとい、この言葉しか浮かびませんでした。 一つの物事を動かす為にここ半年悩んできました。 その一つの答えが今日出たのですが、それはあまりよい方向ではありませんでした。 もちろんそのことを想定はしていたのでショックは少なかったのですがやはり滅入っています。 世の中にはどんなに頑張っても難しいことがあることをこれほどかというまでに痛感させられました。 いろいろな方の時間とテマを拝借し、申し訳ない気持ちと不甲斐ない気持ちと誰かどうにかしてくれなかったのか!という勝手なキモチが混雑し収拾がつかずに今缶ビールの二本目をあけてほろ酔いというよ... »

「油断」 の由来

油断大敵 最近この言葉に悩まされています。 物事ってうまくいくときって何をやってもとんとん拍子に進むものじゃないですか? そんなことはない?そんなあなたへは更なる十分な下準備をお薦めします。 ところが逆に上手く行かないときには、別なベクトルの関係ない商談まで崩れ始めてたり人生って本当に不思議だし、非常に儚いものでもある気がします。 先日も先方が9〇%大丈夫と言った案件が、たった数人の意見で崩され全くの夢物語に終わりました。 それなら可能性を数字で表すなよ。それが手術なら誰でも受けるだろ! たくさんの愚痴やら文句やら様々なものが噴出してきましたが、もちろん先方には伝えられず心に納めるのにずいぶんと時間を浪費しました。 油断大敵 油断をした私が悪い。 今はそのように解釈していますが、本音で言えばまだ煮えきりませんし後悔も残っています。 ■「油断(ゆだん)」の由来 ところで「ゆだん」て何で油を断... »

「酷い」 の由来

残酷、むごい、程度が非常に悪い・・・そういった状況を「酷い(ひどい)」といいます。 「ひどい」は「非道(ひどう)」が形容詞化された「非道い」からきているのだそうです。 非道とは、人としての道理から外れていることを意味する漢語であります。 「非道」と聞くと私はプロレスラーを思い出します。 もちろん悪者ヒールのレスラーで、先輩である邪道・外道と共に活躍したレスラーです。 どのかたもすごい名前でしょう。 (ちなみに非道さん プライベートではリング上のキャラクターとは一転、大の愛犬家らしい) だからといって特にこれ以上何も出てきませんが、何がいいたいかというと「非道」の持つイメージは悪の極みといった感じではないでしょうか。 歴史を踏まえた流れとしては「非常識」から「残酷」「むごい」といった言葉が生まれ、更に意味が悪く進化し「ひどい」が生まれたといいます。 ということは、「残酷」よりも「酷い」の方が... »

「黄昏(たそがれ)」 の由来

黄昏時(たそがれどき)、それは日没直後の暗くなった頃の時間帯。 なんとも寂しくなるのは動物なら皆同じではないでしょうか。 たそがれ泣きというのをご存知でしょうか? 夕方になると赤ちゃんがわけもわからず泣きだすのです。 別名「コリック」といわれ、諸外国でもよく見られると言います。 原因ははっきりわかっていないそうですが、日中の疲れなども関係しているようです。 ただ、これは一日で終わることはなく数日、さらには数週間続くこともあります。 親戚の葬式でそれが起きたものだからさぁ大変。 通夜の席は悲しみも忘れるほどのパニック状態。 当事者である両親も恥ずかしさを忘れるほど汗だくになって、いさめようとしますが全く止む気配はなく、一時間まるまる泣き続け記憶に残る葬式となりました。 全ての参列者が焼香を済ませ席に着いた途端ピタッとおさまったものだからその時は誰しも何らかの力の存在を確信したものです。 ■「... »

「番長(ばんちょう)」 の由来

番長といえば、やはりプロ野球選手の清原和博さんではないでしょうか。 やはり不良少年の「リーダー格」というイメージが彼をそうさせているのでしょう。 確かに長めの学ランに下駄にマントといった応援団の団長のようないわゆるバンカラの姿を想像して清原さんに当てはめるとしっくりくるというか、ピッタリはまる気がします。 このことは、本人が公認の事実でありそれを意識してか(たぶん元からお好きなのでしょう)イカツイ格好にイカツイ髪型・風貌、いじられるとすぐにプロレス技を持ち出すなど芸風に近いものがあり、楽しんでいるかのようにも見えます。 ■「番長」とは 前出のように番長とは不良少年の「リーダー格」で間違いないと思っていましたが、実はそのような役割が昔のの役職にあったというのです。 番長(ばんちょう)は、律令制における役職の一つであり衛府の下級官人のことでした。 かの延喜式には左右の近衛府・衛門府・兵衛府に数... »

「派手(はで)」 の由来

食事をしていて二度見をしてしまいました。 それは私がオーダーしたすぐ後に入ってきた家族のお父さん。 お父さんにも関わらず、表はドクロの裏は桜の刺繍の入った赤のスカジャンを着ていてパンツはジーンズなんですが、これまたペンキにたくさんの刺繍入り。 髪は男性にしては長めで、前のほうだけ赤で真ん中分け。 もちろんヤンキー風にグラサンをかけていて、顔の雰囲気は・・・ 誰かに似ていた誰かに似ていた・・・ もしや知り合いだったか?と思い直してみたらテレビで強烈なインパクトを残したある人物に似ていたのだと、今思い出しました。 それは「共食い」で芥川賞をとり記者会見で世間を賑わせた田中慎弥さん。 あのギョロっとした人を食うかのような眼の感じがそっくりだったのです。 まぁ風貌は関係ないのですが、とにかく男性にはあまりない強烈なインパクトを放ったその「派手」さが、普通に一人で歩いていればそれなりに目立つはずの奥... »

「しょぼい」 の由来

憧れの東京での生活が数年過ぎたある日、驚きの出来事がありました。 それは高校生のときにバイブルとしていた洋服雑誌の編集をしている人にたまたま出会ったのです。 友人の友人を頼ってフリーマーケットに出品した時に、その人も偶然その場にきていてそのさりげない服装からただ者ではないなと予感はしたのですが、 まさか「あの本」の編集をしている方だとは・・・ 開いた口が塞がらないってのは人生に何度あるかないかだと思うのですが、私の人生でのその一回が間違いなくこの時でした。 その時の自分といえば、その方は褒めてくれたのですが流行のブランドで全身をかためていて金のない大学生の無理な成金スタイルといったところ。 今思うと、とてもとてもとてもお恥ずかしい・・・・お話。 憧れの視線でその数時間をその人と共に語らい過ごしたのですが私は昔から憧れの人に影響されやすいという性質を持っているためその人の何かを盗みたいと必死... »

「みみっちい」 の由来

皆さんはこの言葉使いますか?「みみっちい」。 類義語を調べてみると「けち」に「せこい」に「みみっちい」。 その違いは? けちについては、金銭的に人に与えたがらないといったイメージ。 せこいは、物事を常に自分の有利になるようにもっていこうとする。 みみっちいは、何をするにしても基準となる単位を細かく考えること。 こんな感じでよろしいでしょうか? 私自身が用いるときには、けちは自分自身に対して(これは事実)せこいは相手が多い場合に多く(けちよりはゆるいかなと)、みみっちいは子供相手などに多く使っている気がします。 みみっちいと、せこいやけちとの決定的な違いはそれほど嫌味が交じらないことではないでしょうか。 ■「みみっちい」の由来 「細(ほそ)いミミズみたい」に「細(こま)かい」という意味から「みみっちい」の由来はきているよのことです。 「ミミズみたいにこまかい」→「みみずっちい」→「みみっちい... »

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