食べ物

「スパム」 の由来

「スパム」といえば? 「ホーメル食品が発売しているポークランチョンミートの缶詰だよ。」 なんて答える人はごく稀。 もちろんその答えは、皆さんもお困りの迷惑メールのことですよね。 今日はその由来が面白いから聞いてください。 ■「スパム」の由来 スパムとは、受信側の意向を一切無視して大量に一斉送信されるメールのこと。 その由来はイギリスのコント集団「モンティ・パイソン」のコントからきているのだそうです。 レストランである夫婦の客が、何を頼もうかと熟慮しています。 それを取り囲んだたくさんの人たちが、店員の口からスパムと聞こえるたびに「スパム、スパム、スパム、スパム」と連呼。 夫婦はそのような状況下で「スパム」を頼まざるおえなくなったというお話なのだそう。 その連呼されたスパム(SPAM)というのが冒頭で取り上げたアメリカのホーメル食品(Hormel Foods Corporation)が販売す... »

かやくの由来

「かやく」 の由来

インスタントラーメンは、蓋を開け、具をのせて、お湯をかけ、○分待ったら出来上がり。 ところで、カップラーメン。その具にはやたら物騒な三文字が記載されていますよね。 それは「か・や・く」。 まさか火薬??? 「かやく」 の由来 この「かやく」とは、漢字で表記すると「加薬」または「加役」となるのだそう。 加える薬、加える役、なるほど少し安心しました。 なぜこのような呼び方をするかというと、それは漢方薬からきていると言われています。 主薬の効果を増す為に加えた補助薬がそれ。 これが室町時代頃に味付け物や具のこと言うのに転用され、それがカップ麺にも用いられたのです。 さんしょう、ごま、しょうが、からし、ねぎなどを薬味と呼ぶのも同様の理由から。 カップ麺の本来の味を引き立てる効果があるので加薬というわけ。 ちなみに関東のいわゆる「五目うどん」も、関西では具の多いうどんということで「かやくうどん」と呼... »

「恵方巻(えほうまき)」 の由来

暦の上で春を迎える立春の前日、節分の日に関東では豆まきが行なわれる。 これは一年の災いを払うための厄落としとしての行事。 一方関西圏である大阪などでは同日に太巻きを「巻き寿司」「丸かぶり寿司」「恵方巻」と呼び、それを食べるイベントが行われる場合があるのだそうだ。 この太巻きの名称「恵方巻、恵方巻き(えほうまき)という言葉もいつの間にか関東にも進出してきてお馴染みになりつつある。 太巻きを節分の夜にその年の恵方に向かって無言で、願い事を思い浮かべながらかじる。 「目を閉じて」食べなくてはいけないとか、「笑いながら食べる」のが本当といった話もあるそうだが、地方性などもあるので一概にどれが正しいということはないそうだ。 具材は基本7種と言われるがこれにも特別な決まりはない。 大正時代から昭和時代初期には漬物が多かったと言われるが、それ以降から現在までは特定されていない。 その中でも、かんぴょう・... »

「グリーンピース」 の由来

私は、グリーンピースってのが嫌いです。 ピラフに入っているのも、野菜コロッケに入っているものも、シュウマイの上に陣取る彼も苦手。 彩を加えたいという気持ちは理解できますが、あの食感から、味から、その存在を確認すると、「それほど主張しすぎることなくおとなしく黙っていて~」と叫びたくなります。 グリーンピースとは、マメ科の野菜エンドウのことです。 未熟の種子を食用としたものなのだそう。青実用エンドウ、アオエンドウ(青豌豆)、ミエンドウとも称します。 旬は晩春から初夏で、生豆として出荷されるものもありますが、ほとんどは缶詰と冷凍品に加工されるといいます。 ・・・何を好んで嫌いなグリーンピースについて深く掘り下げてしまっているのでしょう。 そんな今日の自分に疑問ですが、缶詰と冷凍品の加工されるという人生は少し可哀想かもしれません。 保存がきくとか、すぐに食べなくてもいい存在とか、非常食といった考え... »

「苺(莓・イチゴ)」 の由来

「苺(莓・イチゴ)」 の由来

驚きます。それはケーキのイチゴが不味い時です。 クリスマスのような必要に迫られている時ならいざ知らず、いわゆる旬の時にケーキにのってきたそれが不味いとゲンナリです。 というのも関東にはそれなりに栽培農家が多いので、他の地域よりも舌は肥えています。 普通にスーパーで買うイチゴより、ケーキの上の主役ともいえるそれが甘くないとは一体どういうことなの??続きは後半で。 「イチゴ」 の由来 由来については、はっきりしていないのだそうです。 これは裏を返せばそれだけ多くの説が存在すると言うこと。 まったく俗説と思われるものから紹介すると、1月と5月に収穫されるからという説があります。 もちろんそれらしいといえばそれらしいですが、誰かが途中から言い出したと考える方が適切でしょう。 それは、旧暦、新暦があることやそれに加えて栽培地域が広く分布していること、更にイチゴの歴史が古いことからも明白です。 日本書... »

「ホルモン」 の由来

普段よく使いながら、聞かれてみるとその言葉が何を意味するのかは知らなかったりするものです。 今日は「ホルモン」について。 よく我々が利用するのは「ホルモンバランス」という言葉。 私流の解釈だと、「男性らしさ 女性らしさ」とった感じでしょうか。 でも「ホルモン」って本当は何なの? ホルモンとは、動物体内の組織や器官の活動を調整する生理的物質の総称なのだそうです。 難しい表現かもしれませんが、一つ一つの言葉の意味をトータルで分析しますと我々の認識には間違いはないようですね。 その由来は、「刺激する」とか「呼び覚ます」といったことを意味するギリシャ語の「ホルマオ」という言葉からきたと言われています。 それが20世紀初頭となり、イギリスの生理学者ベーリスさんとスターリンさんによって「ホルモン」とされたのだそうです。 さて、日本人にとってもう一つ気になるホルモンがあります。 それはホルモン焼き。こち... »

「カツ」 の由来

私は「とんかつ」が大好きです。 本当はこの「とんかつ」の由来を調べようと思ったのですが、「とん」はもちろん「豚」のことであり、どうやらカツ丼同様に「カツ」の由来を調べればその謎が解けそうです。 「カツ」とは牛や豚、それに鶏肉といった肉の切り身に、小麦粉・とき卵・パン粉をつけて油で揚げた料理のこと。 英語の「cutlet(カツレツ)」が略されたもので、「cutlet」は肉の切り身そのものを意味します。 更にこの「cutlet」はフランス語で骨付き背肉を意する「cotelette(コートレット)」からきているとのこと。 この外国で生まれた「カツレツ」が日本に入ったのは、近世末から明治初期。 かの福沢諭吉先生の「華英通語」には「cutlet(吉列)」と書かれているそうなので間違いないようです。 しかし、当時は「ビーフカツレツ」「チキンカツレツ」が主流でありました。 私の愛する、「トンカツ」の登場... »

「鉄火巻き(てっかまき)」 の由来

並でも上でも特上でも、とにかく寿司を一人前頼むと必ずついてくるのが、そうガリ。 じゃなかった、鉄火巻き。これが今日のテーマ。 もちろんかっぱ巻きや卵も付いてくるけどそういった細かいことは見逃してくださいね。 私は一人前を食べるとき、鉄火巻きの扱いにいつも困ります。 どのタイミングで食べるべきか、全部一緒に食べるべきか。 というのもその大きさは小さいから一口というよりは小口くらいの大きさでしかなく、できれば二つ一緒に口に放り込みたい。 でもそれだとお上品でない気もするし、いざ少しとっておいたなら片付かないから気になって気になって・・・ でもそんな彼らの存在が有りがたいのが、通夜振舞いのお席。 友人と一緒なら遠慮なく桶のお寿司をパクパク、ビールをガツガツ行きますが仕事とかほとんど会わない親戚と同席したときなど、微妙に気を遣う相手が一緒の席だと箸を中々運べないものです。 話が途切れないように大き... »

「風呂吹き大根(ふろふきだいこん)」 の由来

よくよく考えてみると、また何度も繰りかして言ってみると可笑しな名前、その由来を考えずにはいられない言葉ってたくさんあります。 今日はその中で「ふろふき大根」の由来について。 漢字を調べてみると、「風呂吹き大根」とのことなので更に謎が深まります。 風呂を吹くことは当然出来ないわけで、吹くとすればそれをわかすための焚き火等であることはその歴史から明らかです。(もちろん今ではガスや灯油、電気ですが) それを炊きつけるために用いるとしても、それは竹筒が一般的でもしそれを野菜で代用するとしたなら、レンコン等が考えられ万一の状況でも、全く穴の無い、むしろ加工の面倒な大根を用いるとは考えにくく、だから風呂吹き大根という言葉は有り得ないと考えられるわけです。 ■風呂吹き大根とは 風呂吹き大根(ふろふきだいこん)の調理法にしても大根を柔らかくゆで、練り味噌などをつけるというその工程からも風呂を吹くことになん... »

「いとこ煮」 の由来

最近はまっているのが食べ物の由来。 料理をほとんどしないので今までは全く興味が無かったのですが、聞けば聞くほど気になるものが次々に出てくるので大変です。 今日のテーマは「いとこ煮」。 親子丼が鶏肉と卵が入っていることから「親子丼」なようにきっとそこには関係性があるはず! (え!この事実知りませんでした?ちなみに牛肉と卵または豚肉と卵ですと「他人丼」) 早速調べてみましょう。 ■「いとこ煮」の由来 いとこ煮とは、小豆・カボチャ・ゴボウ・大根・豆腐・芋などを煮えにくいものから順番に入れて、味噌もしくは醤油で味付けした料理のこと。 各地に伝わる郷土料理の一つ。 いとこ煮は、神様にお供えした食べ物を集めて煮ることから始まった料理だそうです。 その為、お盆や正月、祭礼のときによく食べられてきました。 その由来は、様々な野菜で種類は異なるものの「野菜は野菜である」という観点から近親関係つまり「いとこ」... »

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